【HARLEY-DAVIDSON XL1200S SPORTSTER】
スポーツスターの柄入れペイントのご紹介。
ハーレーの中でも比較的カジュアルな雰囲気のスポーツスター・ファミリー。
最近ウチでも多くのオーダーを頂いている車種ですね。

全体的にスボーティにカスタムされたこの車両に
ゴテゴテしてない柄を入れるのが今回のオーダーです。
スポーツスターの場合通常この3点を塗装します。
この車両はリジットマウントモデルなので、96年?までに採用されていた
純正チビ・ガソリンタンクに変更して仕上げます。
大/小、一長一短がありますが、この辺はオーナーさんの好みの問題でしょう!
もともと95年式に装着されていた物をインターネットオークションで落札して
当社に持ち込まれたガソリンタンク。このケース、ウチでは非常に多いです。
ペイントベースをお探しの皆さんへのアドバイス。
ベース品と言えども少しでも状態の良い物を手に入れた方が結果的に上手く収まりますよ。
ちなみにこのタンクは多少のエクボ等はありますが、純正塗装の状態も良く
上物と言えるコンデションでした。
本当はボルトオン(無加工装着可能品)のはずですが、
1200Sの場合、タンクの右前方の角がイグニッションに緩衝するので
この部分を斜めにカットして溶接し直します。
カットしたままだとガソリン漏れしますよ、多分。。
溶接後はブラストにて焦げを完全に取り除き下地処理へ。
タンクサイドの純正デカールはクリアーコートされているので、
サンディングにて削り落とし、歪みをモールディング処理します。

タンクの底面は横から見た時、ガタガタに波打っているのでここもスッと処理します。
只今下地処理中。
テカっとブラックに塗り上がりました!
オーナーさんのご希望に沿ったデザインを考えます。
ちょっとしたバランスや大きさで良くも悪くもなるので、ここは悩む箇所です。
ん~イマイチ。。。
納得したデザインも決まり、柄入れ終了。
仕上げの磨き中です。
今回はパーツ持ち込みでしたが、パーツに付随していたリベット留めパーツ
等はこちらで外したので、塗装作業終了後は再度リベット留めを行います。
普通の家にはリベッターはないですもんね(笑)
そして納品です。
シルバーリーフでバーアンドシールドを入れ、その上から文字を書き入れ、
ラインやフレームスはフリーハンドで入れました。すべてクリアーコート段差無し
仕上げです。タンクに写り込んでいるいるのはこの車両のオーナーさん。
即行で組み付けて、遊びに来てくれました。
もともと、スポーティーなパーツチョイスでカスタムされた車両なので
今回のペイントプランもしっくり似合ってますね。
加工したタンクの角部も収まりピッタリ。